2020年のオリンピックやパラリンピックの開催に際して日本の食品安全と安定供給が急務の課題となってきています。生産現場ではGlobal-GAPやJGAP等の生産管理手法を積極的に取り組む事業者に対し、優先的に農産物を供給可能となりました。また、GAP同等の基準に準拠したものでなければ供給することが難しい状況です。私たちは日本の農業が求める安心安全と国外が認める農産物の安心安全は違うことを認識する必要 …
メンターとしての役割
6次産業化の事業遂行にあたり事業の計画立案段階から新会社設立、事業開始、資金調達、A-FIVEによる農林漁業成長産業化ファンド等のファンド形成や海外事業へのステップアップなど、事業者は、様々な課題や問題を乗り越えていく必要がある。事業者の発展に寄与するためには、コンサルティングを行う専門家や支援者は、できるだけ寄り添った形で事業者のメンターとしての役割を担っていく必要がある。メンターとは、仕事上(ま …
海外と国内の人材育成に関わる共通点
農業コンサルティングを行う職業柄、海外の農業生産法人や新規参入企業等に指導を行うことがあるので少しその部分も述べたいと思う。結論から言うと農業において技術的な課題の大小はあるにせよ、実は日本と同じ悩みを抱えていると言って良い。つまり事業推進に関わる要点は、ヒト・モノ・カネであり、人材(ヒト)の育成や教育方法については全く同じである。一つ違いがあるとすれば、海外の経営者は国外に旅行に行 …
6次産業化の人材育成
ここでは、6次産業化に必要と思われる人材育成について整理したいと思う。事業者は、計画段階から人材の確保と人材育成が求められており、次のことが必要であると考えられる。 人材毎のスキルマップを作成する 今考えられる人材を列挙する。これは、内部外部人材含めて自分に係る又は事業に係る人材ネットワーク図を構築し、見える化することである。そして、各々個人が持っている強みを見つけ、当事業へ貢献できる項 …